33年の短い生涯を殉職という形で終わってしまった大沢敦隊員の葬儀と告別式が、しめやかに厳かに執り行われました。
彼の死は、あまりに急に、あまりに衝撃的で、私といたしましてもまさに断腸の思いであります。
大沢隊員は、今から十年前、平成12年に消防士を拝命され、平成20年4月から特別救助隊に所属となり、住民の生命と財産を守るべく日夜、業務に精励されておりました。責任感が強く、職務に忠実で、上司、同僚の信望も厚く、いよいよ消防士としてその力量を発揮されようとしていた矢先、まことに残念な防災ヘリ墜落事故に遭遇され殉職されてしまいました。
このような形で、大沢隊員の未来が断ち切られたことは、痛恨きわまりなく、天をうらみ、神助の至らざるを嘆かざるをえない気持ちであります。
葬儀会場では、生前のお写真が写し出されておりました。御家族にとって、良き父、良き夫であった面影が見てとれました。改めて、かけがえのない大沢隊員を突然失った御遺族様のお嘆きはいかばかりかと、泣き崩れる奥様にお慰めの言葉も見つかりませんでした。私といたしましても、微力ではありますが、御遺族の方々の今後について、できうる限りのサポートをしていければと思います。
永遠の旅路に立たれた大沢隊員に、御家族の幸せを、特に、無邪気でかわいい御子息たちの将来を、静かなる世界から見守っていて、この悲しみを乗り越える力を授けてあげていただきたいと願うばかりです。
そして、今までの御苦労に対し深い感謝をお贈りし、魂が安らかならんことを心からお祈りいたします。