久喜邦康の市長ブログ

2010/08/09

中高年の遭難急増

救助の様子救助ヘリ
 昨日も、大滝中津川で女性の山岳事故がありました。新聞報道によりますと、40歳以上の中高年の山岳遭難が近年増えているとのことです。昨年1年間で、埼玉県内の山岳地域での遭難救助された人は53名です。年代別では、40歳代10人、50歳代9人、60歳代20人、70歳以上3人で、中高年が8割に達したと新聞では報じております。背景には、中高年の間に広まる登山ブームがあるためとしています。
 さらに今年は、遭難者全体の数も増えているとのことです。今年は7月25日の時点で43人が遭難し、うち4人が死亡、平成17年の1年間に遭難した32人を早くも上回っております。また、沢登り中に遭難した方が、昨年は1人でしたが、今年は同日時点で2人となっており、ともに死亡しています。沢登りは清涼感があり人気があります。しかし、一方で、滑りやすいなど変化に富んだ地形に、瞬時に対応しなければならない危険な登山です。先日まで、新田次郎の「栄光の岸壁」を読んでいました。両足の指を凍傷で切断しても、必死の訓練でマッターホルンの北壁登頂を日本人で初めて成功した人物を描いております。彼が小説の中で訴えております。「山を甘く見てはいけません。自分の技術に見合った登山を行い、無理をせず引き返す勇気が必要だ」と。
 秩父には安全なフィールドはたくさんあります。ぜひともお気をつけいただき、秩父で楽しい登山を行ってください。

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