
大滝に行くといつも感じることがあります。山頂付近までスギ、ヒノキ林が立ち並び、先人たちは大変な思いで急斜面の原生林を手作業で切り開き、植林してしたのだなと、改めて感心させられます。しかし、秩父の多くの地域では、うす暗く傷ついた森が危機状態にあると言わざるをえません。外材に押され、戦後に植えた木が放置されてきた結果です。全国1千万haの人工林の多くがこんな状態になりつつあります。なんとかしたい!
菅直人首相は、「まさに森林は再生できる好機にある」と発言し、林業復活を後押ししていくとの考えを示しました。国際的にみても、木材の需要変化が生じ、中国が日本を抜いて世界最大の丸太輸入国となり、今まで木材輸出国であったロシアや東南アジアも、資源保護のために輸出を制限しています。また、木材チップでは、広葉樹なら国産の方が安く、やり方次第では外材に対抗できるそうです。日本の気候は、木の成長に適し、森林の蓄積(木が成長した量を体積で表したもの)は約40億㎥を超え、毎年約8千万㎥ずつ増えています。年間の木材需給を賄える規模だそうです。それなのに木材自給率が24%とはもったいない!国では、小規模作業道を増やして伐採・搬出コストを下げる、低層公共建築の木造化を義務付ける法律を可決・成立しています。私は、さらに間伐への助成も増やして欲しいと願います。地球温暖化対策で、森林という豊かな国内資源をもっと生かせば、低炭素社会への転換という時代の要請に応える一歩となります。
秩父市は先人の努力により、森林資源は関東屈指です。だからこそ、この好機を生かしたいと思っています!