久喜邦康の市長ブログ
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2010/07/22

永遠のゼロ ~人権とは~

人権教育推進委員会総会

 私は、先週まで百田尚樹さんの小説『永遠のゼロ』を読んでいました。読み応えがありました。太平洋戦争でアメリカと戦ったゼロ戦乗りの祖父の足跡をたどり、祖父の生き様を描いた内容でした。この戦争は、人間を人間として見なさず、生きることを否定した戦いでした。即ち、人権を全く無視した世界が戦争だと言えます。

 終戦が近づくにつれ、敵に爆弾を的中にさせる道具として神風特攻隊が組織され、多くの若人が亡くなりました。しかし、主人公の祖父は、ひきょう者と罵られながらも、「どうにかして生き伸びよう、愛する妻や家族の所に帰る」ことに望みをかけて、必死にゼロ戦で戦いました。米国の戦闘機には身を守る装備が整っていましたが、日本の機体は身を守るものはほとんどなく、日本の戦闘機のことを「ワンショットライター」と称されたそうです。そのような粗悪な飛行機に乗りながらも、先の大戦で戦った多くの若人は、今の時代の人々に対して「自分達は使い捨ての道具ではない。立派な人格を持った人間なのだ。命令で命を左右してはならない。お互いを尊重し合って生きていかなければならないのだ」と訴えていました。

 人は助け合って生きていかなければなりません。そして、生きる権利を尊重していかなければなりません。おりしも本日、人権を改めて考え直し、普及していくために、秩父市人権教育推進委員会の総会がありました。私は、この『永遠のゼロ』を読んで、改めて人権について考え、これからもお互いの人権を尊重していきたいと思いました。

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